スマートホスピタル向けに、IoTをベースにしたソフト / ハードウェア統合ソリューションを提供する「諾博医療(NuboMed)」が、シリーズBで数億元(数十億円)を調達した。リード・インベスターは「賽富亜洲投資基金(SAIF Partners)」、コ・インベスターは「深圳市高新投集団(SZHTI Group)」。
諾博医療は、IoTやインテリジェントセンサー、そしてコアアルゴリズム技術を活用し、サプライヤーから患者への使用に至るまでの全過程において、病院全体の医薬品や消耗品の管理を行うハード / ソフトウェア統合管理ソリューションを病院に提供している。同社はまたこのソリューションを皮切りに、スマート病棟、スマート手術室などでの使用を想定した製品の研究開発を持続的に行い、スマートホスピタル向けIoTプラットフォームを構築している。
諾博医療のスマートハードウェアは、病院の臨床および管理データのリアルタイム収集が可能だ。同社の主要スマート製品には、薬剤管理キャビネット、消耗品管理キャビネット、配送ロボット、ベッドサイド投薬車、移動式医療ワークステーション(市場シェア50%)、移動式精算車などがある。また病院プロセス管理ソフトとして、医薬、消耗品サプライチェーン管理システム、スマート病棟管理システムが発売されている。
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