【新華社北京5月21日】中国の電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下で、クラウドサービス「アリババクラウド」を運営するアリババクラウドインテリジェンス(阿里雲智能)は17日、ドイツ・フランクフルトにデータセンターを新たに開設し、すでに運用を開始していることを明らかにした。これにより、ドイツのフランクフルトに設置されたアベイラビリティーゾーン(AZ)は3カ所に増えた。同社は現在、世界27地域で84カ所のAZを稼働させている。

同社は近年、海外市場で急速な成長を遂げている。海外市場の規模はここ3年で10倍以上に拡大し、英国、ドイツ、フランスなどの欧州諸国にも広がっている。同社は2017年、スイスのローザンヌで国際オリンピック委員会(IOC)と契約を結んでおり、クラウドサービスのオフィシャルパートナーとして、2024年のパリ五輪もサポートする予定だ。

アリババクラウドインテリジェンス国際事業部総経理の袁千(えん・せん)氏は「当社は海外市場への経営資源の投入を継続的に拡大する。現地のパートナーや顧客とともにデジタルトランスフォーメンションを推進し、より多くの市場で経験を共有し、顧客にサービスを提供していく」と語った。

2016年にフランクフルトで1カ所目のデータセンターを開設したのを皮切りに、同社はドイツや英国、フランスなどで現地拠点を次々に設立。さらに、自動車、製造、小売、ゲームなど多岐に及ぶ業界の企業と提携し、ドイツのシーメンス、SAPなど有名な欧州企業がいずれもアリババクラウドのサービスを利用している。アリババクラウドが欧州で運営するデータセンターは5カ所に上る。

米調査会社ガートナーの最新データによると、アリババクラウドは2021年の世界クラウドコンピューティング市場で3位となり、市場シェアは9.6%と6年連続で拡大している。