空飛ぶクルマの実用化を推進。eVTOLの中国「EHang」、つくば市に日本初のUAMセンターを開設

中国のeVTOL(電動垂直離着陸機)メーカー「億航智能(EHang、イーハン)」は3月22日、茨城県つくば市に日本初の都市型航空モビリティ(UAM)センターを開設したと発表した。同センターは、EH216-Sなど同社が手がける自律型eVTOLのデモフライト用飛行場や地上インフラ、メンテナンスセンターとして機能する。

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関東地区で初飛行する「EH216-S」(つくば市のUAMセンター落成式にて)

同社の主力製品である「EH216-S」はすでに、日本国内の複数の場所で自律飛行の実証実験を終えている。2023年2月には、大分県大分市で日本初となる乗客を乗せた自律飛行に成功。24年3月には、宮崎県延岡市、兵庫県淡路市、岡山県笠岡市でも乗客を乗せた自律飛行を完了させた。

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「空飛ぶクルマ」とも呼ばれるeVTOLを世界で展開するEHangは、日本市場を重要視している。23年4月には、日本の先進的航空モビリティ(AAM)官民協議会のメンバーにも指名された。官民協議会は、2018年8月に経済産業省と国土交通省が共同設立し、世界の政府機関や企業と連携しながらAAMの活用に向けた取り組みを進めている。

日本政府は、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)でeVTOLの商用運行を計画しているほか、都市・観光地・山岳地帯・離島での有人輸送サービス、災害時の緊急物資輸送などでeVTOLの利用を促進したい考え。

EHangは、自律飛行型航空機(AAV)業界をリードしてきた技術的優位性を生かし、日本のAAMエコシステムの構築に貢献していくと表明した。

(36Kr Japan編集部)