日本の外食大手、吉野家ホールディングス(HD)などが中国初の食品工場として天津市武清区に設立した天津合興吉野家食品工業がこのほど、本格稼働を開始した。武清区が明らかにした。


 
同社は中国で「吉野家」を運営する香港の合興餐飲集団と吉野家ホールディングスの中国法人、吉野家中国投資が2023年7月に合弁で設立。設計や生産、サプライチェーンを一体化した食品加工工場として「吉野家」ブランドの日本式包装食品と食品関連製品を生産する。
 
武清区の担当者によると、工場は23年4月に同区の天津武清開発区での建設が決定。敷地面積は2350平方メートルで、同年末に完成した。
 
工場では各エリアの温度と湿度が大型スマートスクリーンで一括管理できる。天津合興吉野家食品工業の王静総経理は、食品安全性の確保と生産効率の向上に注力し、研究開発と生産、物流を一体化したスマート工業パークを構築したと紹介。
リアルタイム温度制御システムや顔認証システム、エネルギーのリアルタイム管理システムなどを導入し、デジタル化運営管理を最大限実現したと述べた。
 
同社の日本側代表、加藤正美工場長によると、工場は主に吉野家が新たに打ち出した持ち帰り用牛肉(加熱済み冷凍牛肉)を生産する。これまでの投資額は4千万元(1元=約22円)で、年間生産高は1億元を見込むという。(新華社天津)