中国車載電池大手の寧徳時代(CATL)は2024年下半期、「麒麟電池(Kirin battery)」の第2世代となる充電レート「6C」の駆動用電池を発売する計画だという。理想汽車(Li Auto)や極氪(ZEEKR)など複数の電気自動車(EV)メーカーはすでに、新型電池をめぐってCATLと技術交流を進めているが、24年中に新型電池を搭載した車種を発売するかは決まっていない。

また、中国EV大手の比亜迪(BYD)の電池部門も24年下半期、3年ぶりの新製品として「刀片電池(ブレードバッテリー)」の第2世代を発売する可能性があり、6C電池も開発中だと報じられている。さらに、車載電池大手の中創新航科技(CALB)もすでに、24年10~12月期に6Cに対応する直径46ミリの円筒形電池の量産に乗り出すと発表している。

8分で80%の超急速充電、広州汽車系EVバッテリー開発企業が約190億円を調達

充電レートの「~C(Capacity、電池容量)」とは充電時間を示す指標の1つ。で、理論上は1時間で完全充電できる電池を「1C」とし、5分の1の12分間で完全充電できれば「5C」、6分の1の10分間で完全充電できれば「6C」と呼ばれる。

CATLの第1世代の麒麟電池と神行超充電池(Shenxing Superfast Charging Battery)の充電レートは5Cとなっており、基本的には12分間で充電残量10%から80%まで回復させられる。車載電池メーカー各社は6C電池の開発で競っているが、対応する急速充電設備の整備は進んでいない。

現状では、5C電池を搭載した車種ですら対応する急速充電設備を探すのに苦労しており、6C電池を搭載した車種が魅力を発揮するのはまだ先になりそうだ。

中国CATLの新電池、1000キロの航続距離を実現 10分間で600キロの超急速充電も【北京モーターショー】

(36Kr Japan編集部)