米調査会社IDCは5日に発表した「世界ウェアラブルデバイス市場四半期報告書」で、4~6月のスマートウォッチ・バンド出荷台数は、世界が4374万台で前年同期比0.7%減少した一方、中国は1555万台で10.9%増加し、世界を大幅に上回る伸びを示したと明らかにした。

スマートウォッチの出荷は、世界が3.2%減の3475万台、中国が18.7%増の1114万台。

スマートバンドは、世界が10.6%増の899万台、中国が4.8%減の441万台だった。

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は新機種の相次ぐ発売によって販売が著しく増加し、1~6月の世界出荷は55.1%増となり、2四半期連続でトップを維持した。中央・東アフリカ、中南米、中東欧などの地域でも売り上げを伸ばした。4~6月の出荷は42.1%増の888万3000台に上り、市場シェアは20.3%で世界首位だった。中国では21年から出荷台数トップを守っている。

同報告書によると、4~6月の米アップルの世界出荷は11.8%減の574万台、市場シェアは13.1%で世界3位だった。世界の経済環境と激しい価格競争が響き、アップルの出荷はやや減少した。

ファーウェイ、スマホ事業の急回復で24年上半期は増収増益 スマートカー事業も着実に成長

(新華社北京

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