電気自動車(EV)ブランド「零跑汽車(Leap Motor)」を展開する中国の浙江零跑科技がこのほど発表した2024年6月中間決算は、売上高が前年同期比52.2%増の88億4500万元(1元=約20円)、純損益は22億1200万元の赤字で、前年同期の22億7600万元から縮小した。
 
売上高総利益率は1.1%で、前年同期のマイナス5.9%からプラスに転じた。

うち第1四半期(1~3月)はマイナス1.4%、第2四半期(4~6月)はプラス2.8%だった。同社は上昇の理由について、販売の増加がもたらすスケールメリットと継続的なコスト管理を挙げた。下半期(7~12月)はさらに改善する見通しも示した。
 
同社はここ数年、研究開発投資を増やしており、1~6月の研究開発支出は48.4%増の12億2100万元に上った。主に自動運転技術や新車種などの研究開発に充てた。
 
1~6月の納車台数は94.8%増の8万6700台で、同期の過去最高を塗り替えた。

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(新華社北京

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