中国の音声認識大手、科大訊飛(アイフライテック)が18日に発表した2024年7~9月決算は、売上高が前年同期比15.8%増の55億2500万元(約1200億円)、純利益が2.2倍の5696万元(約12億円)だった。営業活動によるキャッシュフローの純額は2.0倍の7億1500万元(約150億円)となった。


 
同社は大規模言語モデル「訊飛星火(iFLYTEK Spark)」への研究開発投資を強化するとともに、当期利益をプラス転換させた。統計によると、中国の1~9月の大規模言語モデル市場では入札が盛んで、発表された落札プロジェクト件数は653件、落札金額は20億7500万元(約440億円)に上り、23年通年の2.6倍となった。同社の落札件数は38件、落札額は2億1600万元(約46億円)で、いずれも業界の上位だった。
 
「訊飛星火」の産業エコシステムが一段と強まった。同社では1~9月に開発者数が引き続き急増し、新たに177万7千人が加わった。(新華社北京

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