中国アニメ映画のヒット作「哪吒之魔童降世（ナタ～魔童降臨）」の続編「哪吒之魔童閙海」（以下、ナタ2）が1月29日に公開され、空前の大ヒットを飛ばしている。
2月9日までの11日間の興行収入は81億元（約1700億円）を突破し、これまでの中国映画の記録を更新しただけでなく、「スター・ウォーズ／フォースの覚醒」の記録も塗り替えて世界トップとなった。
映画チケット販売の猫眼娯楽（Maoyan Entertainment）は、2月7日時点でナタ2の興行収入が最終的に108億元（約2300億円）に達するとの予測を明らかにしていたが、9日には120億元（約2500億円）に上方修正した。
ナタ2の関連グッズも飛ぶように売れ、アートトイブランド「POP MART（ポップマート）」が手がけるナタグッズは実店舗でもオンラインショップでも完売し、予約枠も瞬く間に埋まったという。同社は「生産計画を緊急調整し、速やかに追加生産する」とのコメントを発表している。
ナタ2は、間もなく米国やカナダ、オーストラリアなどで公開されるほか、シンガポールやマレーシア、日本、韓国などでの上映も予定されている。POP MARTは現在、日本やシンガポール、米国など20以上の国と地域で、実店舗やポップアップストアを展開している。ナタ2の人気次第にはなるが、海外の店舗でもナタグッズを販売する可能性があるかもしれない。
＊1元＝約21円で計算しています。
（36Kr Japan編集部）
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