航空電子システムを手がける中国のスタートアップ「雲際航電(Yunji Avionic Systems)」(全称、北京雲際航電智能科技)がこのほど、北京経済技術開発区種子投資基金が主導するエンジェルラウンドで1000万元(約2億円)余りを調達した。
中国の航空電子市場では長年にわたり、米国のハネウェル・インターナショナルやコリンズ・エアロスペース、ガーミンといった海外企業が8割以上のシェアを占めてきた。
雲際航電は2022年、中国民航大学と瀋陽航空航天大学の支援を受けて設立された。主力製品は、統合航空電子システム「YJ-500E」と「 YJ-1000E」(実機搭載テスト中)、自動操縦用の「YJ-2000」(開発中)の3機種。同社の優位性は、国産化率、コスト、消費電力の3点に現れている。創業者の李貝氏は「当社の航空電子システムは100%国産化を実現し、コストは競合製品の5~7割、消費電力は競合製品の3割に抑えた」と話す。
同社はすでに電動固定翼機(eCTOL)やヘリコプターのメーカーと提携しており、2026年の供給開始を予定しているほか、海外市場の開拓も進めている。1カ所目の自社工場が年内に稼働を開始する予定となっており、年間約50セットの統合航空電子システムを生産できるようになる見込みだ。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)








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