河本結がプロ初ホールインワンで100万円獲得！　ダボを打った4UTで「絶対リベンジしたかった」
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＜パナソニックオープンレディース 最終日◇5日◇浜野ゴルフクラブ（千葉県）◇6566ヤード・パー72＞
意地が生んだホールインワンだった。「パナソニックオープンレディース」最終日、ホールインワン賞がかかった17番で河本結がエースを達成。
賞金として100万円を獲得した。
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最低でもバーディは欲しかった。何故ならティショットを打つために握った4UTは、2つ前の15番でダブルボギーを生んだクラブだったから。セカンドショットで使用したが、ボールには泥がついており、打球は大きく左に曲がり林の中へ。結局これが『+2』へとつながってしまった。
因縁があるからこそ、どうしてもピンに絡めたかった。
「リベンジしてやる！という気持ちでした」。ピンまで179ヤード。微妙に大きい距離だったが、「本来のティよりも1.5クラブくらい下がって短く持ちました」と微調整。さらに「前2人が打った球が出た方向よりも左に落ちていて、右からの風だと確信しました。私は短く持つと右にいきやすくなるので、右からの風にぶつける感じで打ちました」と風も完璧に読み切ると、「狙い通りの球が打てました」とボールはピンへ一直線。手前にバウンドするとそのままカップへ転がり、プロ初となるホールインワンとなった。

落ちたところは見えなかったが、ギャラリーの歓声で入ったことが分かると大はしゃぎ。両手を上げると足をピョンピョンさせて同組のユン・チェヨン（韓国）とハイタッチ。グリーンに上がっても大きなアクションで歓声に応えた。なお、賞金の100万円は「アメリカに行くときのために」と全額貯金する予定だという。
この日「70」でトータル7アンダー・13位タイまで順位を上げた河本。プロとなって初めて出場する来週の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に向けても大きな一打となった。
「いい流れでメジャーに行けますね。本当にワクワクしかありません。UTもきっと活躍してくれるでしょう」と話すと、「またUTが好きになりました」と茶目っ気たっぷりに笑った。（文・秋田義和）

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