<ディライトワークス女子マッチプレー選手権 初日(1回戦・2回戦)◇8日◇朝霧カントリークラブ(静岡県)>
5月8日(水)~10日(金)の日程で開催される、女子プロゴルフ唯一のマッチプレー競技「ディライトワークス女子マッチプレー選手権」(賞金総額1500万円、優勝賞金500万円 ※ツアー外競技)が開幕。出場32名が、初日に1回戦、2回戦を戦い、8名の選手が3回戦進出を決めた。


1回戦で田辺ひかり、2回戦で鶴岡果恋を退けて、ベスト8に進出したのは西山ゆかり。彼女にとって、今大会開催コースの朝霧カントリークラブは研修生時代を過ごした思い入れのある場所だ。
「このコースは、何百回と回らせてもらっています。起伏のある良いコースで、ここで練習させてもらった日々がいまにすごく活きている。研修生としては8年ちょっとですね…19歳の年から、26歳でプロテストを受かったあともお世話になっていました」
その縁もあって、現在は同コースを保持するアマダホールディングスと所属契約を結んでいる西山。
「クラブハウスは新しくなりましたが、スタッフの方は変わらずいらっしゃって、みなさんすごく温かいですし、ここで試合をするのは感慨深いものがあります。
明日が見えない状態で練習していた日々を振り返ると、いい報告を届けたい気持ちがありますね」と、腕を磨いた地の利があるコースで、優勝を勝ち取りたいと語る。
遅咲きながらツアー2勝の実績を誇るが、2018年にシード陥落。37歳を迎える今季は、QTランク75位の資格で戦うが「レギュラーツアーになかなか出場できないなかで、いま一度、勝負する気持ちを高めたいと思っています。私は“気持ちで戦ってきた女”なので(笑)師匠の芹澤プロにもそう言って頂けますし、そういった意味ではマッチプレーは勝ちたい意欲を引き出してくれるのかもしれませんね」と、自身が大切にしてきた心の持ち方を取り戻すキッカケになるとも考えている。
「あと3試合あるので、しっかりとやっていきたい」と展望を語った西山。若き日々に必死で練習してきたコースで、勝負勘を取り戻すことができれば、再シード獲得への光も見えてくるはず。

西山の3回戦の相手は、斉藤愛璃、臼井麗香を撃破してきたキム・チャンミ(韓国)。3回戦のオープニングゲームとして10:00にティオフを迎える。

■西山ゆかり プロフィール&過去の成績一覧
■ディライトワークス女子マッチプレー初戦 結果一覧
■ディライトワークス女子マッチプレー二回戦 結果一覧
■ディライトワークス女子マッチプレー三回戦 組み合わせ&スタート時間
■ディライトワークス女子マッチプレー 特設フォトギャラリー