「今年は自分に期待しないようにしている。楽しくゴルフができればそれでいい」
激闘制し… 藤田光里の笑顔がまぶしい【写真】
ステップ・アップ・ツアー今季第8戦「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」最終日のスタート前にそう話していた藤田光里。
壮絶なスコアの伸ばし合い。最終組がハーフターンを迎えた時点で、トータル11アンダーで藤田ら4人が並ぶ大接戦だった。変わらず首位タイで迎えた15番パー4は藤田にとって2日連続でボギーを叩いている苦手なホールだったが、ここをパーで乗り切り、直後の16番パー5。
「ティショットは、フェアウェイに置けたんですけど、ボールが落ちてできたくぼみみたいなところにボールが入ってしまった。チョロというかトップして転がっていって、すごく恥ずかしかった。
アクシデントも前向きに捉え、このホールで約3mを沈めてバーディ奪取。単独トップに躍り出ると、上がり2ホールをパーでまとめて逃げ切った。
17年に賞金シード権を喪失。昨年はゴルフ人生の“どん底”も味わった。「去年の1月に左肘の手術をして、もうゴルフはできないと思った時期もあった。去年はLPGAツアーに出たかったから、手術明けに急いでリハビリに取り組んだ。
その苦境を乗り越えて、この日果たした復活優勝。静岡とは何かと“縁”がある。「2013年のファイナルQTで1位になって、15年のフジサンケイレディスクラシックで優勝。今年のLPGAツアーで予選を通ったのも静岡でした。
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