<ニッポンハムレディスクラシック 事前情報◇10日◇桂ゴルフ倶楽部(6,602ヤード・パー72)>

今季初の北海道決戦があす開幕。舞台は昨年までの函館から舞台を移して、難セッティングで知られる桂ゴルフ倶楽部で行われる。

31歳になる落ち着き 大人なグリーンのドレス姿

北海道の空の玄関口からすぐに位置する同コース。過去には「ニトリレディス」を開催していたこともあり、女子ツアーにとってはなじみの深いコース。今週の金曜日に誕生日を迎える苫小牧市出身の菊地絵理香も「難しい」と警戒感を強める。

その菊地だが、今週はコースから20分の自宅から通勤。「いつもは地元の大会でもホテルですが、今週は猫に癒やされながら家を出たいと思って(笑)」と、普段はめったにしない、自宅通勤を選んだ。

「最近はゴルフもうまくいっていなくて、ストレスもあったので、そういうのを変えてみるのもありかなと思って」と、気分転換も理由のひとつ。
5月の「ほけんの窓口レディース」で6位タイに入って以降、最高成績は先週の26位タイ。「先週ショットでつかんだものがあるので、結果が出ればいいなと思います」と、表情は明るい。

「おとなしくしていたいので、そっとしておいてもらえれば(笑)」と、誕生日もあって地元ギャラリーの応援は必至だが、まずは先週からの復調気配を確実にするために、じっくりと自分のゴルフに徹したいとした。

一方、こちらはコースから北へ約40分の北広島市出身の小祝さくら。こちらも自宅通勤で、家に帰るのも2月以来という。今週は地元ならではの『運転免許更新』を月曜日に済ませるなど意外と忙しい様子。
自宅でゆっくりできるかと思いきや、こちらも元々「自宅(通勤)は好きではない」という。

「試合勘がまったくないので、ホテルから通いたいって言ったんですけど…」と、こちらは家族のすすめもあって自宅からということになったが、当然応援は力にもの、ともいかないらしい。「地元というのはあまり考えていません。友達はゴルフをやらないですし、北海道にいない人も多いので、応援には来ないと思いますし」と、自身の中に、地元のプレッシャーなどはほとんどないという。

とはいえ、「地元で優勝したいというのはあります」と、ツアー初優勝を北海道で飾れば、それ以上にドラマティックなことはない。コースこそ違えど2016年大会では初日に「65」をたたき出し単独首位発進。
最終日まで優勝争いを演じ最終的に8位タイに入った縁起のいい大会で、今年はどんなプレーを見せるのか。(文・高桑均)

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