<伊藤園レディス 2日目◇16日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
2日目に6バーディ・1ボギーの「67」とスコアを5つ伸ばし、トータル9アンダーで首位と1打差の3位タイにつけた賞金ランキング2位の鈴木愛。今大会で優勝すれば、同1位の申ジエ(韓国)の順位に関係なく1位奪還となるが、その一方で大記録もかかっている。

グリーン上でのアクションも鈴木愛の魅力です【写真】
それは3週連続優勝だ。ツアーでは2007年に全美貞(韓国)が達成して以来、過去に1人しかいない大記録。鈴木はここまで「樋口久子 三菱電機レディス」、「TOTOジャパンクラシック」で連勝しており、可能性を残している。
「ショットがあまりしっくりきていません。ボールはまっすぐ飛んでいますが、振っている感じと出球が一致していなくて気持ち悪い」と話す鈴木だが、精神状態は同じく3週連続優勝に臨んだ6月の「アース・モンダミンカップ」のときよりもすこぶるいい。
「あのときはサントリーが最終日1.5ラウンドになったりして、かなり疲れていたこともありますが、その時よりも記録のことは考えなくなっています。
あのときは体力、気力ともにしんどかったので。今は楽と言えば楽な状態です。今は今まで一番というくらい周りを気にしていません」
さらに「試合に入れば意識するかもしれませんが、伸ばさないと勝てないので意識している場合じゃありません」。ここまで好スコアが頻発するバーディ合戦も、鈴木にとってプラスに作用しそうだ。
「(優勝争いが続いていても)体調も特に変わりなくこられています。ショットが上手く打てるように祈るだけですね(笑)」と余裕を見せた鈴木。
大記録達成の準備は整っている。(文・秋田義和)

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