原英莉花も思わず「すごかった！」鈴木愛が“お風呂効果”でショットが「ビシビシバシバシ」
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＜大王製紙エリエールレディスオープン 2日目◇22日◇エリエールゴルフクラブ松山（愛媛県）◇6580ヤード・パー72）＞
同組の原英莉花も思わず唸った。「すごかった！　スーパープレーがいっぱい見られました」。
1アンダーの36位タイから出た鈴木愛は1イーグル・7バーディ・2ボギーの猛チャージ。この日のベストスコアタイとなる「65」でトータル8アンダーの5位タイと一気に優勝争いに加わってきた。
絶好調！　鈴木愛の最新ドライバースイング【動画】
「久しぶりにこんなにうまくいかなかった」と前日に話していたのがウソのようなプレーだった。前半だけで4つのバーディを奪うと、10番バーディの後の11番では残り85ヤードからの3打目を54度のウェッジで「イメージ通り」と直接放り込みイーグル。途中は連続ボギーもあったが、上がり2ホールをバーディで締めて、賞金女王争いのライバル・申ジエ（韓国）に追いついた。
調整がうまくハマった。
「昨日アイアンが良くなかったので、多めにショットの練習をしました。体力的には温存したいところでしたが打っとかないとダメだと思いました」と40分かけてじっくりと調整。効果はすぐに現れ「珍しくショットが良かった。ビシビシバシバシついていました」と笑顔がはじける。
一方、その体力の部分でも一工夫。湯船につかる時間を倍にして疲労をとった。
「いつもは15分くらいなのですが、昨日は30分ほどつかりました。あまり長い時間つかりたくないのですが、トレーナーさんからもリラックス効果があるといわれたので」。効果はてきめんだった。「体力的に回復できました。集中力がありましたね」と体力気力ともに復活したことがこの日のスコアに結びついた。
首位とは3打差。
ツアー史上初となる4週連続優勝も見える位置で折り返した。「ショットがこの調子でいけばいけると思う。今はパターのほうが怪しい。リズムが良くない。そこが合えば入ってくる。しっかりと調整したい」。
課題はハッキリ。やることも明確。この辺りの修正力も、今もっとも勢いにのる女子プロの強さだ。（文・秋田義和）


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