<WGC-メキシコ選手権 最終日◇22日◇クラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペック(メキシコ)◇7355ヤード・パー71>
「ドタバタしながら、アイアンに関しては何回か大きなミスがあったけど、それ以外はバーディチャンスにも付らけれたし、もう少しかなという感じ」。6バーディ・2ボギーの「67」。
トータル13アンダー・6位タイで4日間の戦いを終えた松山英樹は、最終日の戦いをそう振り返った。
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前半は攻めあぐねた。3番パー3でティショットを左に曲げて、前日に続きこの日もボギーが先行。次の4番でバーディを奪いバウンスバックを決めたが、9番で4mを外すなどその後はなかなかバーディを奪えない展開が続く。
だが、11番パー5でバーディを奪うと一気に流れをつかむ。次の12番でも連続バーディを奪うと、14番でもスコアを伸ばす。
15番で1つ落としたが、次の16番ですぐさま取り返すと、17番では約16.5mのバーディパットを沈めて両手でバンザイ。最終18番では3打目のアプローチがカップに蹴られてチップインバーディ締めはならなかったが、後半で4つ伸ばして2戦連続のトップ10フィニッシュを決めた。
それでも「前半からそういうゴルフをやりたかった。出来なかった時点で優勝というのが限りなくゼロに近かった」と話す松山。「優勝するためには、うーん…何をやっているんだろうという不甲斐なさでした。4番で良いバーディが獲れたので、このまま行ければなと思ったんですけど、ちぐはぐな感じでいってしまった」とフロントナインへの悔しさをあらわにした。

それでもゴルフの状態は上がっている。「やっぱりショットがここまで戻ってくれれば嬉しいです。これをもうちょっと打ち込んでいけば精度も上がって自分のものになるんじゃないかなというのが見えてきた」というショットはもちろん、パッティングも17番のロングパット時に「ラインはなんとなくこういう感じと見えたので、それがうまく打てたらやっぱり入る」と光が見えてきた。
「根本は変わらないけど、今までやっていることと大幅に変えてみたら、いいところもあった。これが本当に正解なのかどうかはまだだけど、自分の中でショットも見つけられたみたいにパッティングも絶対あると思うので、それを早く見つけられればいいなと思う。良いイメージで打てたら入るんだなと。
その回数が僕はたぶん、極端に少ないと思う。入るイメージをもっともっと、入らなくても続けるようにしないといけないなと思いました」
次戦は1週空いての「アーノルド・パーマー招待」。拠点を構えるフロリダでの戦いとなる。「オフでいろんなことをいつもやってしまうので、やらないように(笑)パッティングも今やっていることを続けていけば自ずと良い方向には行くと思うので、余計なことをしないようにしたいと思います」。3年ぶりの栄冠へ。準備は整いつつある。


■WGC-メキシコ選手権 最終結果
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