米国では現在、中国、および英国、イタリアなどの欧州26カ国以上に関し、過去14日以内に同国へ滞在歴のある人に対して入国できない規制を設けている。この規制がスポーツ界では重荷になっているが、5月22日、プロアスリートを例外とする法案に国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代行が署名した。

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外国籍のプロアスリート、かつ認められたリーグなどのプロスポーツイベントに出場する選手は、その必要なスタッフ、家族も含めて規制なしに米国に入国できるわけだ。
トランプ大統領が支援し、経済活動の再開を目指して徐々に規制解除が進む米国だが、
「プロのスポーツイベントは経済復活にとても重要。アメリカにはスポーツは必要で、プロアスリートも仕事に戻るときがきた」
と、国土安全保証省はステートメントでコメント。現在、プロのリーグと調整を進めており、そのリーグにはMLB(野球)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)、そしてゴルフのPGAツアーとLPGAツアーも含まれている(空港などで入国や税関などの審査は必要となる)。
これはゴルフ界にとって朗報だ。欧州勢ではトミー・フリートウッドやリー・ウェストウッド(ともにイングランド)らが入国したのち、14日間の自宅待機が負担となることを理由に、6月に再開する予定のPGAツアーへ参戦しない意向を語っていた。
同規制のプロアスリート除外を機に、欧州勢の参戦が進むことも予想される。(文・武川玲子=米国在住)

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