ドライバーを『マーベリックマックス』に変更して飛距離もマックスに!【写真】
今季1月の米女子ツアーデビュー時点では、ドライバーは『エピックフラッシュ』がバッグに入っていた。現在はツアー中断後にテストした『マーベリックマックス』に替わっている。なかなかクラブを替えないという河本に話を聞いてみた。
「私は元々フェード系ですけど、(昨年まで使用していた)ローグだとドローを打てなかった。マーベリックにしたらドローとフェードを打ち分けやすくなりました。しかも平均飛距離が8ヤードほど伸びて、255ヤードを超えるときもあるのは大きい。ミスヒットに強く、当たり所に関係なく初速が速いから安心して振っていけます」。
河本が使う『マックス』は、マーベリックシリーズの中でもヘッドが一番大きく見えるタイプ。なぜ『マックス』を選んだのか。
「河本プロはフェード系なので、つかまらずに右に滑っていくヘッドを嫌がるんです。『マックス』はしっかりとつかまってくれて、出球が安定するので気に入っていました。また、他のモデルに比べシャローフェースで、上から見たときの投影面積大きですから、構えたときに安心感があると言ってくれています。昨年までは『ローグ』を使っていましたから、似ている感じがあると思います。本来シーズン中にはあまりクラブを替えないプロですが、こういった状況でテストできる時間ができたのは良かったですね」。
今年からキャロウェイと契約した横峯さくらも同じく『マーベリックマックス』を使って米女子ツアーを戦っている。2人とも持ち球はフェードだ。『マックス』はつかまるけどつかまりすぎないフェード系との相性がいいのかもしれない。
■FW、UTは見た目の安心感を大切にしている
フェアウェイウッドは『ローグスター』、ユーティリティは『XR OS』とやさしいモデルを昨年から使い続けている。ドライバー同様につかまりが良いヘッドを選んだ理由について、中島氏に聞いてみた。
「河本プロはフェースの厚い、いわゆるディープフェースのクラブがあまり好きではありません。
■アイアンはやさしさよりコントロール性を重視する
一方でアイアンは、小ぶりな『X FORGED』を使っていて、ウッド系とは違う印象を受ける。「昨年末から『X FORGED STAR』もテストしていました。こちらほうがヘッドが大きくてやさしいモデルになります。
米女子ツアーが再開されれば、河本が日本でプレーする姿をあまり見られなくなってしまうのは残念だが、『マーベリックマックス』で飛距離が伸びて、アメリカでの戦いが待ち遠しいはず。世界最高峰のツアーでのシード獲得、初優勝に期待したい。
【河本結のスペックと番手別飛距離】
1W:MAVRIK MAX 9度 Speeder 569 EVOLUTION4(SR) 45.75インチ 250Y
3W:ROGUE STAR 15度 Speeder 569 EVOLUTION4(SR) 230y
3U:XR OS 19度 MCH70(S) 200y
4U:XR OS 22度 MCH70(S) 185Y
5I:X FORGED N.S.PRO 850GH(S) 170y
6I:X FORGED N.S.PRO 850GH(S) 160y
7I:X FORGED N.S.PRO 850GH(S) 150y
8I:X FORGED N.S.PRO 850GH(S) 140y
9I:X FORGED N.S.PRO 850GH(S) 130y
PW:X FORGED N.S.PRO 850GH(S) 115y
48度:MACK DADDY FORGED N.S.PRO 950GH(S) 105y
52度:MACK DADDY FORGED N.S.PRO 950GH(S) 95y
58度:JAWS 58W N.S.PRO 950GH(S) 70y
PT:TOULON ATLANTA
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