<JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 初日◇9日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城)◇6766ヤード・パー70>
国内男子のツアー外競技「ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」の初日が終了。昨年3勝をマークした石川遼は、初日に7バーディ・1ボギーの「64」をマークし、6アンダーで初日を終えた。


2月に参戦した米ツアー以来の試合だが、首位とは2打差という好スタート。一方で、やはり久々の実戦は緊張したようで、ホールアウト後は「余裕がなくて…」と語る場面も。初日を終えての一問一答をお届けする。
Q.非公式大会とはいえ、久々の試合。プレーしてみて?
「緊張もありましたし、試合という感覚はありましたので、公式戦ではないのですがスコアで競って賞金があるので十分すぎる緊張感。その中で、久しぶりにやれたのは非常にありがたいです」
Q.ツアー外だが、ひとつの試合として臨んだ?
「そうですね。
今年は本当に久しぶりの試合なので、モチベーションは上がってはいたので、あとは今ある技術でどう攻めて、少ない打数で上がるか。メンタルというよりもコースの攻め方を意識して過ごししました。本当にいい緊張感でスタートできました。
スタートの時、ちょっとロッカーで着替えてから来たんですけど、グローブがどこかにいってしまって。久々で試合勘が失われていた部分があったんですけど、ぶっちゃけ、かなり緊張はありましたね」
Q.大会でのコロナ対策については?
「無観客で、キャディさんがいないというのは非常に違和感が大きかった。無観客試合というだけだったらレギュラーツアーでも何度か経験がありますが、試合でキャディさんがつかないというのは、プロになってから経験はないですね。

地方オープンにいってもキャディさんは一緒に行きましたし、かなり久しぶりの感じ。プライベートで回っているような感覚で、途中途中、試合として回っていることを忘れてしまっていいショットで声が出ちゃったり。帯同キャディさんがいないのと、観客がいないというのは、大きな要素なんだなと思いました」
Q.今日のプレーについては?
「パー5が2つしかないので、そこをいかにとれるかが大前提としてありますが、パー4がかなり多いので、その中で獲っていきたいホールがあって、それをいくつか取り損ねてしまった。ですが逆にパーでOKの難しいパー3や、最終ホールでバーディが獲れたというのは、その分を帳消しにできたと思うのでよかったです」
Q.納得のいくプレーだった?
「はい。1ボギーで上がれるようにと、バーディを4つ以上とれるようにというのが目標だったので、そこをクリアできたのはプライベートでも中々無いので、試合でできて嬉しいです」
Q.大会前、松山英樹らとの支援活動については?
「医療崩壊につながらないようにというのが、僕たちが一番気をつけなければならないこと。1人1人が気をつけて行動しないといけないと思って過ごしていました。
医療の最前線で戦って下さっている方々には感謝しかない。
僕たちができることは限られていますが、1人の選手として、松山選手と一緒に取り組みができたのは自分にとっては良い経験。一緒にやれて良かったです」
Q.自粛期間については?
「自粛期間は、食生活や生活リズムを崩さないよう気をつけていました。この期間でトレーニングも少し内容を変えたり、素振りをしてヘッドスピードを上げていけばと思っていたので逆にチャンスととらえ、家の敷地の範囲内でプラスになることをできないかとすごく考えさせられる数カ月でした。
飛距離アップも目指しながら生活もしていたけど、すぐに身につかないので。(米ツアーのブライソン・デシャンボーは)20キロ増えると、20~30ヤード増えるんだなと思いました。
彼とは何度も回ったけど、同じくらいの飛距離だった。
まだまだ未知のウイルスということで課題が今後もたくさんあると思う。試合を開催してくださるのは選手としてはありがたいですが、安全には配慮しながら、気をつけることは忘れずに。自分もスポーツのいちファンでもあるので、スポーツがないのは寂しい。自分もスポーツを見て勇気をもらう一人でもあるので、スポーツは力をもっていると思いながら、スポーツが生きていく道だったり、いかにウィズコロナでやっていくかだなと思いました」
Q.明日のプレーについては?
「この数カ月やってきたことだったり、今日のコースに対しての攻め方だったり、非公式だけど試合で試すことができました。明日もありますので、まず明日ベストなプレーをしていきたいです」

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