全米プロゴルフ選手権 2日目◇7日◇TPC ハーディング・パーク(米国カリフォルニア州)◇7234ヤード・パー70>
「自分を含め今週優勝のチャンスがあるのは10人くらい」。大会前に挑発的ともとれる発言をした大会3連覇を目指すブルックス・ケプカ(米国)が、首位と2打差のトータル6アンダー・2位タイという好位置で大会を折り返した。

ブルックス・ケプカのドライバースイングを徹底解剖【連続写真】
これまで本大会とともに2017、18年には「全米オープン」も連覇。米ツアー通算7勝のうち、海外メジャー4勝に昨年の「WGC-フェデックス・セントジュード招待」を含めビッグタイトルが5つ。平場の試合は関係ないとばかりに、メジャーや世界ゴルフ選手権に照準を合わせてくるあたりは、さすがとしかいいようがない。
「自分の位置には満足している。10アンダーまでいけたような気はするが、ドライバーもいいし、アイアンアも悪くない。いいパットもしているし、あとはもう少しそれが入ってくれれば」と、週末に向けても十分な手応えを感じている。

最終ホールでバーディを奪い、6人がひしめく2位タイグループ入り。ラウンド後半には風も強くなったが、それも意に介さず宣言どおりの優勝争いを展開。「ショットがいい選手と悪い選手の差がはっきり出るコース。こういうコースは好きだ」と自信たっぷりだ。
プレーについては、いくつかのパット以外は問題なしとしたケプカだが、この日はちょっとしたアクシデントにも見舞われた。ラウンド中に大腿筋膜張筋(TFL)の張りを訴え、3度もトレーナーのケアを受けた。
ケプカといえば左ヒザに爆弾を抱えているが、「ヒザではなくTFL。たまにあることだけど、張りがひどかった」と、応急処置を施しながらのプレーとなったが、沈むことなく優勝争いの中心を守った。
「心配することではない」としたが、ラウンド中は顔をしかめるシーンも目立った。それでも調子に加え自信は誰よりも上。まずは十分なケアを行い、ムービングデーへと向かいたい。


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