25日(火)、株式会社ニトリは田中瑞季と所属契約を締結したことを発表。それを受けて同日、「ニトリレディス」の会場からリモート会見が行われた。

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きっかけはYouTubeだった。3位タイに入った今季の開幕戦「アース・モンダミンカップ」の生中継を同社の似鳥昭雄会長が見ていたことが縁で、声がかかり今回の所属契約に至った。自身のベッドなど普段から同社製品を愛用している田中にとっては「所属が決まるくらいアースの活躍が大きかったということですかね。お~、という気持ちでした」と驚きだったという。
所属となり、ワッペンを付けて臨むのはいきなりのホステス大会。それでも平常心でいけそうだ。
「そこまで意識はしてないです。いいゴルフができるように、決勝まで戦い抜けるようにまずは頑張りたい」と変な気負いなく挑む。
舞台は小樽カントリー倶楽部。多くの名手を苦しめた難コースだが、調整をしてきたことが早速活きそう。「軽井沢ではティショットがブレていました。そこを中心に熊本に戻って確認していました」。
空いた1週間、アライメントで右を向くクセが顕著に出てしまっていた部分を修正した。「ここはティショットをフェアウェイに置ければチャンスに付けられると思います。難しいと思いますが、しっかりと置いてバーディを獲っていきたい」と見直したティショットを武器に、上位進出への青写真を描く。
ツアー屈指の難しさを誇るパー4・16番ホールもしっかりチェック。「今日は2オンと(パーオンできなさそうなときの)レイアップの両方を練習しました。ティショットから怖がらずに振り抜いて、曲げたときはボギーも仕方ないと思ってやっていきたい」と迷いはない。

今回の所属契約の際、「ニトリ様にご支援していただけることを誇りに思い、ゴルフを通じて、多くの方々に喜びと感動、そして勇気を届けられるような選手に成長していきたいと思っております」と誓った21歳。「4日間しっかり戦い抜いて、上位でフィニッシュできるように全力を尽くしたい」と、初戦からホステスプロとして大会を盛り上げる。

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