国内女子ツアーの出場資格を得るための予選会、いわゆるQTに新枠が追加される。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日(金)、統合となった2020-21年シーズンの21年ぶんの大会で、総出場人数が増えた場合、“増枠”ぶんの出場者を決める増枠予選会を実施すると発表した。

昨年12月のQTで上位に入った安田祐香【写真】
名称は「出場人数増枠予選会」。以下はJLPGAの説明だ。
(1)増枠予選会とは、JLPGAツアーおよびJLPGAステップ・アップ・ツアー2020年-2021年シーズンの開催方式変更に伴い、2021年に開催される大会において、主催者ならびに共催者の同意が得られた場合、総出場人数を増枠し、2020年-2021年シーズンにおいて出場資格を持たない選手の出場資格を取得するためのトーナメントをいう。
(2)出場人数増枠に対する選手選考は、増枠予選会を実施し、優先順位を決定する。
JLPGAのトーナメントは、永久シード、賞金シード、複数年シードなどから出場枠を埋めて、最後に従来のQTランキングに基づいて出場者を埋めていくが、総出場人数が増える試合が21年にあれば、今回の増枠予選会ランキングの上位から新たに出場を認めるというもの。つまり、出場資格の別枠として用意される。

例を挙げると、2020-21年のQTランキングが50位で、従来のQT枠で出場がかなわなくとも、今回の増枠予選会で上位に入れば、増枠ぶんで出場することも可能となる。
現時点で、21年のスケジュールは未発表なうえ、どの大会で何人の増枠があるかはわからないとするJLPGAだが、チャンスが増える可能性が出るのは確かだ。
なお、増枠予選会のファーストステージは2会場で26、27日に開催。上位者が12月1から3日のファイナルステージに進む。

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