
今年の国内ツアー最終戦をトータル10アンダーで制した原英莉花。10月の「日本女子オープン」に続くメジャー2連勝達成には、ある“呪文”の効果があった!?
シブコが原英莉花に総攻撃!【大会写真】
3バーディ・3ボギーのパープレーで逃げ切り、4日間単独トップを守る完全優勝を達成。そんな最終日当日はスタート4時間半ほど前の午前6時に目が覚め、そこから「呪文を唱えてました(笑)」。どんな内容かというと…。
「優勝スピーチがすんごい苦手で、昨日からずっと頭にあって…。それをすっきりさせないとプレーもできないくらいモヤモヤすると思っていたので、横になりながらずっと唱えていたんだと思います」
大会後に行われる表彰式では、優勝者が壇上でスピーチをするのがお決まり。原はそれが心配だったというわけだ。主催者や協賛企業、コース、関係者への感謝の言葉から始まり、心境や、今後への意気込みを話すそれの“練習”が、この呪文の正体だった。
その練習をムダにすることなく、みごと表彰式の主役の座を射止めることに成功。実際の優勝スピーチの際は、「初めて初日から首位を守っての優勝となりました。最後のボギーはもったいないし反省点です」など話したが、確かに照れ臭そうな表情も浮かべていた。そしてその最後は「これ以上しゃべるとボロが出ると思うので、ここまでとさせていただきます」という言葉で締めくくられた。
スピーチの出来について聞かれると、「(うまく)できなかったぁ~」とちょっぴり悔し気。しかし、その“呪文”のおかげで気持ちを落ち着かせ(?)、無事タイトルをつかみとることができた。なんとも天真爛漫な原らしい“優勝秘話”があった。(文・間宮輝憲)
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