<全米女子オープン 事前情報◇8日◇チャンピオンズGC(米国テキサス州)◇サイプレスクリークコース(6731ヤード・パー71)、ジャックラビットコース(6558ヤード・パー71)>
史上最多の18人が出場する日本人勢。現地時間の10日(木)に開幕する今年最後の大一番に向けて、各選手が大会を放送するWOWOWのインタビューに答えた。

18人中最多の7回目の出場となる上田桃子。若手の台頭が目立つ最近のツアー界においては、34歳を迎えたいま、気づけば18人中最年長だ。「若い選手にはいい刺激をもらっているので、まだまだ負けられないですし、経験を出せればと思います」と、今大会に懸ける意気込みも強い。
初出場は2008年で、最高成績もそのときの13位タイ。翌年は40位タイで、その後10年から13年までの4回はいずれも予選落ちと決して得意とする大会ではない。それでも、「全米は苦手意識が強かったけど、7年前に感じたよりはいまのほうが戦える気がする」と、ベテラン健在を示す最高の舞台となりそうだ。

「アメリカツアーにいるときのほうがショットに自信があると思っていたけど、いまのほうが引き出しが増えて対応できるようになっている。毎日一つでもいいのでアンダーパーで回れるように頑張ります。自分らしさが出せれば毎日アンダーパーが出せるんじゃないかと思います」
米ツアー参戦時の経験をいまになって生かすチャンス。日本勢18人のお姉さん格が、若い選手を引っ張っていく。
【主な選手の大会前コメント】
■淺井咲希(初出場)
「ドキドキしながら入ったんですけど、日本人選手が多いので、気持ちは楽というかいつもどおりできています。自分が想像していたより、長いです。
パー5で2オンを狙えるコースが自分は成績がいいけど、なかなか自分の良さが生きるか分からない。アイアンショットが好きなので、頑張ってチャンスにつけたいです」
■稲見萌寧(初出場)
「海外に来たなという感じのコースです。気候的に宮崎っぽいかな。距離もそうですが、グリーンがうねっていたりするので、頭を使うコースです。グリーンは(芝の)色もところどころ変わっていたり、目もある感じですね。予選通過したいです」
岡山絵里(2年連続2回目)
「今年は試合がはじまってからずっと調子が悪くて、徐々に落ち着いてきて、この試合がリスタートです。
自分の持ち味の攻めのゴルフを貫きたいです。距離も長いところがあるし、アプローチでしのいで、大けがをしないようにしたい。欲を言えばトップ10を目指したいけど、(まずは)予選通過したい」
河本結(初出場)
「2コースでの開催は経験ないです。先週の土日は歩いてコースを見ながら調整できました。選手が両方のコースからスタートするので、スコアを参考にすると調子を崩すと思う。自分のベストを尽くすだけです。
USLPGAのルーキーとしてやってきた強い思いもあるので、まずは予選を通過して、トップ10目指して集中してやりたいと思います」
■笹生優花(2年連続2回目)
「去年アマチュアとして1回出て、予選落ちしたけど、いろいろ勉強になる試合なので、今年もベテランの選手とかから学びたいと思います。いつもどおりゴルフを楽しんで予選通過できるように頑張りたい。メジャーだけあって距離もありますし、グリーンも大きいので、ショットを大事にしていきたい。そう簡単にはいかないと思うので、ゆっくりマイペースで頑張っていきたいです。まずは予選通過できるように頑張りたい」
■高橋彩華(初出場)
「ずっと出場してみたかった試合の一つで楽しみです。コースは長いですね。
日本ではなかなかないです。距離も長く、グリーン周りも難しいので、ショートゲームが大事になってくると思います。セカンドの正確性が強みなので、しっかり狙ったところに落としてバーディチャンスをたくさんつくりたいです」