
渋野日向子の快進撃が続く今年最後の海外女子メジャー「全米女子オープン」は、まもなく勝負のムービングデーが開始。2日目までの予選ラウンドを終えてトータル7アンダー、2位に3打差をつけて逃げ切りを図ることになる。
昨年の「全英AIG女子オープン」で海外試合初参戦で初優勝を果たし、世界中を笑顔と感動の渦に巻き込んだスマイル・シンデレラの活躍には、海外メディアや米国女子ツアー(USLPGA)、全米ゴルフ協会(USGA)も注目するところだ。
まだまだ36ホール残すところではあるが、ここまでの記録、そして実際に渋野が優勝した場合、どんな記録を打ち立てることになるのか。いくつか見てみよう。
■メジャーで米初優勝、2勝目もメジャー
過去、米ツアー初優勝がメジャーというのは何人もいるが、全米女子オープンで果たしているのは2017年のパク・ソンヒョン、そして15年のチョン・インジ(ともに韓国)がいる。そしてインジは、翌年の海外メジャー「エビアン・チャンピオンシップ」で米ツアー2勝目を挙げた。
この、初優勝と2勝目がともにメジャーというのは、実は過去インジを含めて2例しかない。最初にコレを達成したのは韓国のレジェンド、パク・セリ。1998年に「