ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ラッセル・ノックス(スコットランド)、ケビン・ストリールマン(米国)の3人が、PGAツアーのプレーヤー諮問委員会会長候補に選出された。2月11日の投票によって決まり、そこで当選すると今後3年間、会長を務めることになる。

昨秋、同ツアーと欧州ツアーの提携が発表。現時点ではマキロイが次期会長の最有力候補と見られている。これまでPGAツアーでポリシーボード(委員会)のディレクターを務めた米国人以外の選手はおらず、決まれば初となる。
現在行われている「ファーマーズ・インシュランス・オープン」に出場しているマキロイは、4アンダー・21位タイで終えた第1ラウンド後に取材に応じた。囲まれた記者たちに「僕はPGAツアーも欧州ツアーもどちらもよく理解している。十分にツアーを戦ってきたから、これから2つのツアーがみんなにとってよりよい方向へ進むことを考えることができると思う」と話した。
マキロイはこれまで2年間、16人で構成されるプレーヤー諮問委員会のメンバーを務めてきた実績ももつ。
米、欧州ツアーの提携は発表されたが、今後どのようにツアーが共存していくかは具体的には決まっていないのが現状だ。「ツアーのビジネスを良く知ることはとても興味深い。委員会としての声を大きく反映させることは重要」とマキロイは、その要職への意欲をみせた。(武川玲子=米国在住)