<ダイキンオーキッドレディス 初日◇4日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
おなじみの応援団や観客の声援は、やはり励みになった。久々に目にした観客の姿に、「朝のコールで拍手があるのはうれしいですし、応援団の旗を久々に見られたのがうれしかったです」と笑顔を見せたのは、原英莉花だ。

マスク姿も様になる原英莉花【大会フォトギャラリー】
しかし、メジャー2タイトルの保持者には少々スッキリしない滑り出しだった。昨年は公式戦2勝と勢いをつけた原英莉花だが、21年初戦は2バーディ・2ボギー、イーブンパー・38位タイ発進とおとなしいスタートとなった。
「チャンスもあったけど、モノにすることができなかった。流れがつかめずに1日終わった感じでした」と首をひねる。バーディチャンスにつけるも、3パットを喫するなどグリーン上で苦戦。「大事なパーパットやバーディパットが緩んでいたので、そこを修正して、気持ちよく打てるようにしたい」と課題が残る初日だった。

とはいえ、オフのあいだに取り組んだトレーニングや、新ドライバーが好感触。飛ばしたいからドローを…、という気持ちをグッと抑え、師匠のジャンボ尾崎に勧められたフェードも1番ホールから冴えた。「ドローのほうが芯に当たっている感じがする」とドローにこだわりを持っていたが、1番のドライバーショットが270ヤード超えをマーク。「ちょっとヒールに当たったかなと思ったけど、フェアウェイにあってよかった。今日も朝からフェードでした(笑)」と、オフの成果が光った。
初日を終えて単独トップに立ったのは、同じくジャンボに教わる西郷真央。
後輩の初優勝に待ったをかけるべく、ファンからの声援を力に変えて巻き返しを狙う。

■ダイキンオーキッドレディス 初日の順位
■原英莉花 戦績おさらい
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