「笹生さんはなぜパターの決断が早いの?」 菊地絵理香のあくなき探求心

「笹生さんはなぜパターの決断が早いの?」 菊地絵理香のあくなき探求心
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<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇6日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
ムービングデーもこの日2人しかいないボギーフリーラウンドで「69」を出し、トータル10アンダーの3位タイに浮上した菊地絵理香。好調の要因として挙げたのがパッティング。「グリーンのタッチが合っていて、今週は3パットしていません。2パットでまとめられているのでスコアが出ていると思う」と話した。
そのパッティングだが、実は昨年までと大きく異なる部分がある。打ち方ではない。メンタル面だ。昨年の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の練習日に笹生優花からもらったアドバイスが大いに生きている。
「笹生さんは一緒の組で回ったときにラインを読むのも打つ決断も早くて迷っているように見えなかったので、『どうやってパターを打っているの?』って聞いたんです。そうしたら『入ると思って打っているんですか? 芝一本でラインもボールの動きも大きく変わるんですよ。入ると思って打たないほうがいいんじゃないですか』って(笑)。それを聞いて、入れに行こうとし過ぎることも考えすぎもよくないんじゃないかなと思いました。そこから入らなくても落ち込まなくなりましたね」
菊地と笹生は13歳差。一回り以上の後輩となるが、「決断が早いのは若さだけじゃないと思ったし、こういうのに歳は関係ないと思っています」とさらりという。この前週の「大王製紙エリエールレディス」で優勝争いをしたときに「笹生さんは楽しんでやっていました。私にはなかなかできない。本当に勉強になりました。正解はないですが、そういうのを取り入れてやれば私ももっとできるのかなと思います」と話していた。それを翌週、すぐに聞きに行ったのだ。
今年で33歳。若返り化が進む国内女子ツアーではベテランと呼ばれる年齢になった。だが、「大山(志保)さんや、(上田)桃子さん、(有村)智恵さんがシードで頑張っているのを見ると、私もまだ頑張れると思う」とツアーをにぎわせる若手たちにも、もちろん年上にも負けるつもりは、さらさらない。ベテランの“経験”と若手から得た“強さ”の融合。そしてあくなき探求心こそが、9年連続シード選手でいられる強さだ。(文・秋田義和)

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