三浦桃香が、12日にパシフィコ横浜で開幕した展示会「ジャパンゴルフフェア(JGF)」で、クラブ契約を結ぶキャロウェイ、サポートを受けるメルセデス・ベンツのブースにゲストとして登場。会場に集まったファンに元気な姿を見せた。

キャロウェイブースで行われ、YouTubeでも配信されたトークイベントでは同社の新作ドライバー「EPIC」シリーズの性能を熱弁。「前回のマーベリックは打感がマイルドで、吸いつく感じがあったのに対して、今回は弾く感じ。初速も速くて、ボールも重いのでアゲンストでも『飛んでるなー』っていつも思います」とアピールした。三浦自身は3種類あるなかで「EPIC SPEED」をチョイス。テストだけでなくすでにシャフトの調整まで終え、実際に使用している。
昨年、新型コロナウイルスの影響で中止となった展示会には、今年が初参加。
「みんな楽しそうにゴルフしているなーと思いました。私も打ちたくなりました。試合の時に応援してくれていた人たちも、ちゃんと来てくれてうれしかったです」と、テンションが上がる“再会”もあった。一昨年の最終プロテストを途中棄権したことで、昨年は女子ツアーへの出場が叶わなかったが、再び活躍する姿を待つファンが会場に駆け付けた。
そんな三浦の気になる現在は、「アレルギーの治療を優先しています」と、体調を整えることに注力しているという。「注射などいろいろ(な治療法を)試していて、花粉症も例年よりひどくない。
紫外線、花粉などへのアレルギー反応がある状態でゴルフをやるのはきびしい。体調が整わないと何も始まらないということが、2年間のツアー生活で分かりました」と、この“空き時間”を利用してプレーを邪魔する要素を取り除いている。
これからプロテストも控えるが、現在はティーチング資格の取得を最優先に考える生活を送っている。「どっちつかずが一番いけない。今は暗記してきたものを、説明しながら体で実行する段階です。ゴルフを初めてプレーする人に説明するものは、私のこれまでのプレーとは全然違う。
『全部(スイングが)シャロ―すぎるなー』と思っても、最初に教える基本はこれなんだな、みたいにいろいろと再確認していました」と、“指導者”として必要なものを落とし込む最終段階に入っている。
2021年のテーマは「自分を見つめ直す」こと。「自分にできること。例えば体を大事にするとか、ゴルフの楽しさを伝えられるようにやっていければ」。マイペースで、目の前の道を進んでいる。