<マスターズ 初日◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
ゴルフ界最高峰の舞台で、松山英樹が2位タイの好スタートを切った。「ここまでグリーンが硬い、しかも乾いているのは初めてで、ちょっと戸惑いはあった」と振り返ったが、グリーン上でしぶといプレーを見せた。

最初のバーディが来たのは2番パー5。6メートルのバーディパットをねじ込むと、5番、6番では3メートルを決めてパーセーブ。ボギーなしで迎えた8番パー5でも、7メートルのイーグルパットを沈めて3アンダー・単独トップに躍り出た。
17番では3パットで唯一のボギーを叩いたが、18番も2度バンカーに捕まりながらもパーでしのいでフィニッシュ。1イーグル・2バーディ・1ボギーの「69」、3アンダーの2位タイで初日を終えた。
「17番以外はすごく良いプレーができた」と納得の1日。
松山にとって10回目のマスターズだが、これまでと違うのは昨年からタッグを組んだ目澤秀憲コーチの存在だろう。「色々なアイディアが出て、毎日新たな発見があって。それがいい方向、悪い方向の両方いきますけど、今日はいい方向にいきました」と語る。
ホールアウト後もすぐさま練習へ行って調整。マスターズでの自身最高位は2015年シーズンの単独5位、今年はそれを上回る活躍を見せてくれるかもしれない。