<ニトリレディス 事前情報◇25日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6775ヤード・パー72/パー73>
あす26日(木)に初日を迎える「ニトリレディス」。25日はコロナ禍のためプロアマ大会は開催されず練習ラウンドが行われた。
前々週、前週と2週連続優勝を飾った小祝さくらはインコースのみハーフを回り、あすからの4日間に備えて調整を行った。
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「小樽CCは本当に難しくて、いい成績を残せる自信はないのですが、昨年は優勝争いができました。あまり気負わずに集中力を切らさず臨みたいです」と、小祝は3週連続優勝に向けて慎重な気構えを見せた。
今年のコースセッティングは16番ホールのティイングエリアが日によって変更され、パー4かパー5のどちらかに設定される。例年のパー4であれば、距離の長い池越えのセカンドショットを強いられて攻めあぐんだホール。それだけに距離が伸びてもパー5という設定はバーディを狙って攻めることも可能になり、スコアは例年より伸びるのではないかと予想される。

「16番はパー5のほうが余裕も持って打てます。今週は5番ウッドを入れて48度のウェッジを抜いていく予定です」と、小祝は長い距離のセカンドショットを攻める覚悟も見せた。実は優勝した前週の「CAT Ladies」最終日でも、強風のアゲインスト対策で同様に5番ウッドを入れていたが、使用するには至らなかった。小樽CCでは魔法の杖となることを期待したい。
そして、「ラフの長さが例年よりも短いので、ラフへの恐怖心は減っています。でも、木がせり出しているホールが多いので、ティショットを曲げられないし、落としどころには注意しなければなりません。
ショットは集中力を切らさずいきたいです。コースがコースなので、ゴルフが噛み合わないと厳しくなるでしょう」と話したように、ショットメーカーの小祝でも小樽CCには一筋縄ではいかない難しさを感じているようだった。
東京五輪でツアーが空いた週に、地元北海道でコーチの辻村明志とスイングの調整をみっちり行った成果もあり、ツアー再開後に2週連続優勝を遂げた小祝。修正点は腕の振りと体の回転の同調だったいう。今週も優勝なら3週連続優勝にホステスプロとしての優勝、そして地元北海道での初優勝となる。「3週連続優勝については、いろんな人から頑張ってといわれますが、自分はまったく気にしていません」というが、このプレッシャーをプラスに作用させて最終日最終ホールで満面の笑顔を見せてほしいものだ。



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