<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇1日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>
昨年大会を制した小祝さくらが、“心機一転”2022年シーズンを迎える。連覇がかかる開幕戦を前にしても、「実感が湧かなくて、まだオフの気分でいますね。最終戦が終わってからここまで来るのが一瞬。もう開幕するのかという感じ」と、ほんわかムードは健在だ。「去年の記憶がまったくなくて…。優勝したという感じがしないですね」とも話し、目標も「予選通過」に設定している。
口調や雰囲気こそ変わらないが、環境は大きな変化を伴った。プロ転向前の2016年から指導を受けてきた辻村明志コーチのもとを、昨年12月いっぱいで離れることを決断した。「辻村プロに習っていなかったら、プロテストも絶対に受かってない。思っていた以上の成績を出すことも、出会いがなければ無理でした。すごく感謝しています」。しかし、自分のなかにスイング面などで別にやりたいことなどもあり決断した。
「不安はありました。やめたらどうなるのか。悪い状態でやめるなら、いい切り替えになるけどそういうわけではない」。ここまでの通算6勝を支えてきてくれた恩師のもとを離れるにあたり、当然こんな気持ちも湧き上がるが、新たな一歩を踏み出すことに変わりはない。
オフには新たに指導をしてくれるコーチ探しも続けてきた。「一人でやってきたことはないので、誰かには教えてもらおうと思っていた」とYouTubeなどを情報源にピックアップ。まだ正式契約を交わしたわけではないが、「吉田さん(笑)」ことティーチングプロの吉田直樹氏に相談しながらオフを過ごしてきたという。兵庫県を拠点に谷原秀人とコーチ契約を結ぶほか、片山晋呉、上井邦裕もレッスンする理論派だ。
昨年の終盤はショットが乱れ、目標としてきた賞金女王レースから脱落。そこでこのオフは、スイング、特にフェースローテーションのクセを矯正することに注力した。「まだ70%」という完成度だが、感触は悪くない。
「しっかりと前半戦で優勝を目指したい。トータルの目標は複数回優勝」。去年までのイメージはないと話すコースで、去年までとは違うイメージの小祝が、22年シーズンをスタートさせる。