<AT&Tバイロン・ネルソン 事前情報◇9日◇TPCクレイグランチ(米テキサス州)◇7468ヤード・パー72>
海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」の前哨戦となる「AT&Tバイロン・ネルソン」の開幕前日、ブルックス・ケプカ(米国)が大会から棄権した。
B・ケプカはインパクトで“左ヒジ”が曲がっているから強く叩ける【連続写真付きスイング解説】
米国男子ツアーによると理由は明らかにしていない。
ケプカの代わりにウエイティング1番だった小平智が出場、12日の第1日は午前7時34分、松山英樹らの1つ前の組で、テーラー・グーチ(米国)、バッバ・ワトソン(米国)とともに10番からスタートする。小平は前週終了時には今週は下部ツアーに行くとしていたが、PGAツアーの出場権が降りてきたかたちだ。
ケプカの棄権は過去2勝を挙げている次週のメジャー第2戦、全米プロ選手権への出場にも暗雲となった。4月のマスターズ・トーナメントを予選落ち、以降ツアーの欠場が続いている。
17~19年にメジャー4勝を挙げたが、20年以降、腰、臀部など数カ所のケガに悩まされている。3月にはWGC-デルテクノロジー・マッチプレー選手権でベスト8入り、最近は両膝の痛みを訴えていたが「ここ数年では今が一番、体の状態が良い」と話していた。

今季は13大会に出場し2月のWMフェニックス・オープンで3位に入ったのが最上位で予選落ちが7大会、フェデックスカップポイントは67位、ショットの安定度を欠きストロークゲインドではティショットが.197で70位、ティからグリーンでは0.32で108位と低迷している。(文・武川玲子=米国在住)


【関連ニュース】
■AT&Tバイロン・ネルソン 初日の組み合わせ
■5試合ぶり復帰の松山英樹が優勝予想10位にランクイン!
■メジャー前哨戦、松山英樹は元世界ランク1位と同組 マスターズ以来5試合ぶりの出場
■PGAツアーはサウジの新リーグに「NO」 開幕戦の出場申請を却下
■グレッグ・ノーマン嘆き節 PGAツアーの出場申請却下を受けて「悲しいこと」