
国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」の2日目も初日に引き続きバーディ合戦が繰り広げられた。予選カットラインは5アンダー。これは、今季の「VanaH杯KBCオーガスタ」を上回るツアー歴代2位の記録となる。そんな中、首位に飛び出したのが上平栄道。INコースからスタートすると4連続を含む9バーディを量産。圧巻の“63”でトータル15アンダーをたたき出して一気にリーダーズボードの頂点に駆け上がった。
身長158センチの“ツアー最小プロ”。その上平が今大会はハン・リー(190センチ)、富田雅哉(185センチ)とのデコボコペアリングに組み込まれた。ハン・リーの胸の位置にようやく上平の顔。「パワーゲームですよね」と苦笑いを浮かべたが、誰よりも大きなゴルフを披露した。9バーディはもちろん自身のツアー最多記録で、実は初日に出した“66”がベストスコアだったが、こちらもわずか1日で更新した。
好スコアの要因はパッティングだ。「昨日からグリーンが合っているみたいで、全部入りそうな気がします」と完全にグリーンを制圧。さらに、初日の朝の練習からボールの置く位置を変えたことで、ショットも気持ちよく振ることが出来ている。ドライバーの平均飛距離は265ヤードと飛ばない部類だが、ショット、パットをしっかり噛み合わせてビッグスコアをマークした。