
国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の初日。QTランキング9位の資格でツアーに参戦している小楠梨紗が6バーディ1ボギーの“67”をマーク。首位の森田理香子に1打差の2位タイと好スタートを切った。
会場にほど近い静岡県浜松市出身の小楠。しかしその地元での開催ということが大きな緊張につながり、スタート時点では「頭が真っ白」な状態だったという。
そんな中でスタートを迎えた小楠だが、1番のティショットが真っ直ぐ飛び出したことで「上手くスタートできました」。さらに2番ではグリーン手前からのチップイン、3番では下りの厳しいラインを沈めてバーディとした小楠は、続く5番パー5もきっちりバーディとしてロケットスタートに成功。7番でこの日唯一のボギーを叩いたが、その後さらに3つのバーディを奪取し、5アンダーでホールアウトした。
小楠が見せた好プレーの陰には同期でLPGAに入会した渡邉彩香の存在がある。
実は2人の出会いは小学生までさかのぼり、当時小学4年生だった渡邉が初めて出場したジュニア大会で当時小学6年生だった小楠と同じ組でラウンドしたことが始まりだった。その後もしばしば中学、高校と試合で顔を合わせ、さらに2012年の同じ年にプロテストに合格したこともあり、現在2人は大の仲良しだと小楠は話す。