【WITB】初優勝をもぎ取った青木の勝者のセット術

【WITB】初優勝をもぎ取った青木の勝者のセット術
 短縮競技となった「ヨネックスレディス」で、最終日2オーバー13位からスタートした青木瀬令奈が見事逆転で悲願のツアー初勝利を果たした。元々体格に恵まれていない彼女のクラブセッティングには、非力な部分を補いショットメーカーとしての力が発揮できる工夫がなされていた。
ツアー初優勝の青木瀬令奈も続々追加 女子プロ写真館毎週更新中
 クラブセッティングでまず目を引くのがロフト8.5度で設定された「ゼクシオナイン」ドライバー。通常ロフトを立たせると風に負けない強い弾道かつランを稼げるメリットがあるが、打ち出し角が確保できずにドロップしてしまうリスクがある。それをヘッド性能とシャフト性能とのマッチングで補っている。この点についてクラフトマン&フィッター筒康博に聞いてみると、「使用シャフト『アッタス6★(R)』は切り返しでシャフトに負荷をかけるほど先端部が走って弾道の打ち出し角を確保できます。ダウンスイングで手元を体にひきつけ右ヒジを絞りながらタメを作る彼女のスイングにピッタリです」(筒)という。
 安定的にキャリーで打てるシャフトと、つかまりが良くやさしさのある「ゼクシオナイン」ヘッドとの相乗効果で、彼女の持ち味である方向性を保ちつつライバルに負けない飛距離も補っているのだ。
 青木のもう一つのクラブセッティングの特徴は、フェアウェイウッドとユーティリティにアスリート系の「スリクソン」モデルを使用している点だ。「飛距離が足りない分やさしく高弾道に打てる『ゼクシオ』を通常なら使いそうだが、重心がそれほど低くなく程よい重心深度の『スリクソン』を採用。弾道の打ち分けとスピンコントロールを重視して、ショートアイアンのようにピンを攻めるスタイル」(筒)でスコアメイクに生かしている。様々なシチュエーションやグリーンの硬さ、風などに対応するためのセッティングといえる。

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