日本プロゴルフ選手権大会 事前情報◇9日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(7,324ヤード・パー72)>
国内男子ツアーの今季メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権」が10日(木)から行われる。開幕を前日に控えた9日には公式記者会見が開かれ、大会を主催する日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長や、前回王者の宮里優作らが出席した。

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倉本会長は、開催までの経緯やコースセッティングなどについて説明。「フェアウェイは広いが、ラフに入れると0.5打の罰を与えられた感覚になる」と、当たり前だがフェアウェイキープがスコア作りのポイントになることを明かした。長さ70ミリと決してモンスター級の長さではないものの、「芝を立たせて、ボールがすっぽり入るようにしたので飛ばない。グリーンに乗せることもできない」とその真意を説明し、フェアウェイキープ、ラフからのショットが勝負の明暗を分けることをうかがわせた。
また、フェアウェイとラフの色のコントラストにこだわり、「ティグラウンドからフェアウェイが狭く見えるような視覚効果を与えた」ことや、ティグラウンドから見たフェアウェイ、フェアウェイから見たグリーンの向きを「あえて合わせなかった」ことで「選手が嫌がるようなコースになっている」など、公式戦にふさわしいセッティングに自信を示した。選手には「アグレッシブに攻めれば“ご褒美”が与えられる」攻撃性を期待し、「10アンダー以上は出して欲しい」と、優勝予想スコアも口にした。

この他、プロアマ戦でレギュラーツアーとシニアツアーの選手を同組にした試みや、大会3日目に子供向けのチーム戦、ジュニアリーグを開催することも発表。昨年大会限りで冠スポンサーが撤退し「手作りの大会」と語った倉本会長。これらの取り組みにより「新たな日本プロを作り上げる」という決意が示された。
また会見中には、「開業から40年が経ち、ようやくビッグな大会を開催できるようになった」と感慨深げに語った房総CCの山村社長が、「(石川)遼くんが4日間プレーしてくれれば、2万人はギャラリーが集まると思う」と、その場に出席していない石川への期待を口にし、会場をざわつかせるシーンも。だが、それを受けた宮里が、「石川君が上位に絡めば、自ずと盛り上がってくると思う。できれば最終日に石川君と最終組で回っていたいなと思います」と笑顔で切り返し、“王者の風格”をうかがわせる一幕もあった。



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