全英オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>
初日のロリー・マキロイ(北アイルランド)は、大会開幕前に話していた通りの強気のゴルフを展開して「69」の2アンダー・8位タイと、ソリッドなスタートを切った。
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マキロイの狙いは、前回カーヌスティでプレーした2007年の怖いもの知らずのアマチュアに戻ることだった。
当時のマキロイは、積極的に攻めのゴルフでローエストアマに贈られるシルバーメダルを獲得している。そして晴天の中でプレーしたこの日、フェアウェイが硬さを増す中でこの作戦が奏功した。
さすがに14年のチャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーである。リスクと、それを負って得られる対価のバランスを考えたうえの選択肢だった。「勇者には幸運が訪れる」といったところか。マネジメント重視の慎重なプレーをする同伴競技者を横目に、マキロイはドライバーを積極的に使った豪快なゴルフを選んだ。
そして、3バーディ・1ボギーで、しっかりと結果を出した。
「リンクスコースでアグレッシブなゴルフをすれば、もちろんセーフティなプレーを選ぶよりボギーが多くなる可能性は高くなる。だが同時に、バーディを取れる確率も上がる」とマキロイは説明する。
「ティショットでは幸運な場面もあったが、それが私のやるべきことだと思う。だからこれが今週のゲームプランなんだ」。とはいえ、ほかのゴルファーが違った戦術でカーヌスティに挑む理由も理解しているし、やり方があるのも分かっている。
だがマキロイ本人は、今の自分に最適なのが攻めのゴルフだと信じて疑わない。
「これこそが私のやるべきゴルフだと思っている。みんなが同じような作戦を取らないかもしれないが、(今日は)成功した。1番のティショットの前に(攻めることで)69で上がれると分かっていたら、絶対に両手でつかみ取っていた」
前進するためには恐れてはいけないと考え、ただただ前を見つめ続ける。北アイルランドの雄は2度目のクラレット・ジャグ獲得に向けて、力強くまい進している。

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