
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
287系電車・特急「くろしお」(パンダくろしお)、紀勢本線・岩代~南部間
紀勢本線の特急「くろしお」号が、紀伊水道に沿って駆け抜けて行きます。
かつての五十五万石の城下町・和歌山を出た「くろしお」号は、有田みかんのみかん山を横目に、醤油発祥の地・湯浅や門前町として発展した御坊を経て、梅の最高級ブランド・南高梅の梅林を望みながら、紀伊田辺・白浜と停まっていきます。
この時間の「くろしお」号は、どうやらラッピングされた車両のようですね。

287系電車・特急「くろしお」(パンダくろしお)、紀勢本線・朝来~白浜間
こちらの車両は白浜の「アドベンチャーワールド」の人気者・ジャイアントパンダにちなんでラッピングが施された「パンダくろしお(Smileアドベンチャートレイン)」。
JR西日本が平成29(2017)年で発足30周年、和歌山・アドベンチャーワールドが平成30(2018)年で開園40周年を迎えたことをきっかけに誕生しました。
現在は、287系電車の3編成が「パンダくろしお」のラッピング列車となっています。
(参考)JR西日本ホームページ、JR西日本ニュースリリース・2020年7月9日分

パンダべんとう
アドベンチャーワールドのジャイアントパンダの愛くるしさに魅了されたら、帰りの列車でもたっぷりと余韻に浸りたいもの。
白浜の人気駅弁の1つに、田辺を拠点に弁当を製造している「味三昧田辺本店」の、「パンダべんとう」(930円)があります。
可愛らしいパッケージを見つけたら、思わず手に取りたくなりますね。