9月18日(土)、ラジオ番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」(ニッポン放送・毎週土曜13時~)の最終回に、お笑い芸人の出川哲朗が生出演。出川が、天野から救われた言葉について語った。

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天野ひろゆき、出川哲朗

2017年に始まった前身番組『Billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWN』から約4年間続いた『天野ひろゆき ルート930』が今回で最終回を迎える。番組では、天野と昔から交流のある出川がゲスト出演し、これまでの共演エピソードや思い出話に花を咲かせた。

出川哲朗の“ギャラクシー賞”のきっかけ「笑いさえ起これば、俺はなんでもいい」は、天野ひろゆきに救われた言葉だった

天野ひろゆき、宮島咲良、出川哲朗

さらに番組中盤には、「実は、天野っちに救ってもらった言葉があって……」と切り出した出川が、印象に残ったエピソードを披露。2019年に放送された紀行バラエティ番組『アナザースカイII』(日本テレビ系)で「ギャラクシー賞」を受賞した出川だが、その理由として、天野からもらった“ある言葉”が関係していると明かした。

出川:俺が売れ始めた時に、周りの芸人に「出川さんは笑わせてんじゃないよ、笑われてるだけなんだよ。そんなの芸人じゃないし、笑われてるんだからそこは間違えないでね」って言う人もいたりして、「確かに、俺はそうだな。

自分の意識したところじゃない笑いとかも多いし、それはよくないのかな」と思ってたときに、それを天野っちに相談したら、「隊長、何を言ってるんですか。笑われるとか笑わせるとか、そんなのどっちだっていいんですよ。その日スタジオで一番笑いをとったやつの勝ちなんですから。だから、隊長はこのままでいいんですよ」って言われて。

天野:あはは(笑)。

出川:カッコいいと思って! 俺はそこで、俺なんて笑われようが何しようが、どんなに惨めな目に思われようが、「こいつ馬鹿だな」と指差されようが、笑いさえ起これば俺はなんでもいいと思って今やってるから。

天野:そうやって言ったほうが落ち着くかなと思って言ったんです(笑)。

出川哲朗の“ギャラクシー賞”のきっかけ「笑いさえ起これば、俺はなんでもいい」は、天野ひろゆきに救われた言葉だった

出川哲朗、天野ひろゆき、宮島咲良

出川:今の天野っちのいい話、俺が『アナザースカイ』に出た時にエンディングで話しましたよ。

天野:うわ! そしたら今田(耕司)さんはなんておっしゃってたんですか?

出川:もう感動してて、『ギャラクシー賞』をいただきましたよ。

天野:え? 俺には何の報告もなかった。俺の話でいい感じになったんでしょ?

出川:いや、まぁいろいろな話でね(笑)。

天野:それに関しては、本当にそう思うんですよ。

その場で見てる側ってあんまり関係ないじゃん。“笑わされた”と“笑っちゃった”って、“笑い”ってそういうのを超越してるところがあって、出川さんの存在で笑いがとれてるんだったら、それだけで全然悩む必要なんかないんだってことだよね。

出川:カッコいいでしょ! こんなにちんちくりんなのに(笑)、内面が本当に男だから、言うことがカッコいいのよ。

天野:お前んち鏡あるのかって(笑)。

出川:だから、今でも俺はその精神!

“笑い”について悩んでいた自分を救ったのは、天野からの言葉だったという出川。ところが、当時のギャラクシー賞の受賞ニュースに天野の名前がなかったことから、「俺の話、しなかったんじゃないの?」と天野が疑うと、出川は「自分の気持ちで言ったのかなぁ、じゃあ……」と自信なさげに答える場面も。

出川哲朗の“ギャラクシー賞”のきっかけ「笑いさえ起これば、俺はなんでもいい」は、天野ひろゆきに救われた言葉だった

天野ひろゆき、出川哲朗、宮島咲良

そんな中、出川から花束のサプライズプレゼントを受け取った天野は、「こういうことするのよ~。ありがとうございます!」と喜びを語った。

出川哲朗の“ギャラクシー賞”のきっかけ「笑いさえ起これば、俺はなんでもいい」は、天野ひろゆきに救われた言葉だった

放送には間に合わなかったが、仕事のあいだに駆けつけたウド鈴木。そして風のように去っていった。

そして終盤、天野は番組の軌跡を振り返りながら、「みなさんのおかげで、いろいろな思い出がいっぱいあります」「ニッポン放送が大好きなので、また帰ってこられるように頑張ります! ありがとうございました!」と、スタッフやリスナーへの感謝を口にし、笑顔で番組を締めくくった。