フロリダ高校銃乱射~銃規制が難しいアメリカとトランプ大統領の実情

フロリダ高校銃乱射~銃規制が難しいアメリカとトランプ大統領の実情
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3/2(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

世論調査では70%が銃規制強化に賛成
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター宮家邦彦(外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹)

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フロリダ高校銃乱射事件の犠牲者追悼式 米フロリダ州パークランドの高校=2018(平成30)年2月15日、米フロリダ州(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

フロリダ高校銃乱射事件~トランプ大統領が再発防止対策に乗り出す

アメリカ南部フロリダ州の、高校銃乱射事件から2週間を迎えた28日。トランプ大統領はホワイトハウスで、共和・民主両党議員と、学校の安全対策や銃規制について会合を開いた。この中でトランプ大統領は、再発防止に向けた総合的な対策をまとめるように求めた。

生徒ら17人が死亡したフロリダ州の高校での銃乱射事件から2週間経過しましたが、アメリカでは学校の襲撃を口にしたり、銃を構える画像をインターネットに投稿したりした生徒たちが相次いで逮捕・拘束される事案が続いています。「悪ふざけや誤解」として訴追されないケースも多いようですが、フロリダの事件翌日の2月15日からこれまで、学校に対する脅迫事案がおよそ490件に上っているということです。教師たちが事件を未然に防ごうと、積極的に警察に通報している背景もあるようです。

アメリカの小売大手ウォルマートは、今回の犯人が19歳だったこともあり、「21歳未満への銃と弾薬の販売を取りやめる」と発表しました。スポーツ用品大手のディックススポーティンググッズも、「21歳未満への銃の販売」を停止します。

トランプ大統領はこうした中、ホワイトハウスにて、共和・民主両党の議員と会合を開き、「超党派で指導力を発揮し、愚かな暴力を終わらせよう」と協力を訴え、「MRA(全米ライフル協会)を恐れずに対策をとるべきだ」という考えを示しています。

具体的にトランプさんは「訓練を受けた教師たちが武器を持つことを含め、学校を強くすべきだ」と述べた他、「銃の連射を可能にし殺傷能力を高める特殊な装置”バンプストック”を大統領権限で禁止できる」と述べました。

また、精神的に不安定な人間が銃を所持できないようにする対策や、銃購入者の経歴調査を徹底することを訴えています。

アメリカのCNNテレビの最新世論調査によると、「銃規制強化に賛成」の回答が70%にのぼっています。ただ、「教師が銃を持つ」案に対しては、多くの州知事が反対しているということです。

銃規制が困難なアメリカの実情

高嶋)とにかく、アメリカの銃の話が出てくると、日本としては信じられないような話で。今回も、ウォルマートが「21歳未満に販売する」というのは、18歳でも17歳でも買えてたということに驚きを持ちます。

宮家)まず、「売ってたの!?」ということですよね。酒やタバコではないのだから……違うのですよ。年齢よりも「問題のある人には絶対に売らない」というところから始めなければ、ぜんぜん効果無いでしょう?

高嶋)バンプストックもそうだし、どれも「そんなことやっても根本的な解決にならないじゃないか」というのを、大統領が行っている。

宮家)問題は“連射”能力じゃなくて“殺傷”能力なのでね。本当、やはりズレちゃうよね。まあ、彼は国内で相当反発があるからポーズでやっているのでしょうけど、そんな簡単にできないですよ……

高嶋)だけど、これで胸を張って「銃規制だ!」と言っている。

宮家)ちゃんちゃらおかしいよね。笑わせるなって感じです。

高嶋)だけど、調査によると70%が銃規制に賛成しているようです。

宮家)確かに、学校で若い生徒が非常に恐れていて、親も関心が高いから、いままでの中では、銃規制問題について盛り上がっている方だと思います。だからこそトランプさんも反応しなければいけないとは思う。
しかし、「実際にやれるか」となると、これまでも似たようなことはやっていて、どれも一時的でしか無かった。それを今回、本気でやるとしても難しいのではないでしょうか。都会ならできるけれど、田舎に行けば銃がなければ危険で、生きていけない国なのだから。そういう意味では、難しいですよね。

高嶋)その辺が、我々日本人が日本列島に住んで感じる銃問題と、広大なアメリカ大陸のとんでもない物騒な、銃を持っていなければ歩くこともできないような、そんな場所が多くあるアメリカとの違いですね。

宮家)島国で、水際作戦(事前対処)ができると、刀狩りができるわけです。アメリカはそれがないから、なかなか……

ライフル協会は、今後も姿勢を変えることは無い

高嶋)ライフル協会というのは、前からもずっとそうですが、あの団体に変化の兆しみたいなのは無いのですか?

宮家)無いでしょう。だって、まず憲法で保障されている「自衛・武装の権利」を盾にしている。それに、ビジネスですからね。小手先のことはやるかもしれないけど、本質的に「止めます」と言うわけがないと思います。全部ダメと言うつもりはない。せめて日本並み、とは言いませんが、もう少し売れる相手を狭めないといけないのではないでしょうか?

高嶋)だけど、そういう日本なら100%世論にあると思う「当たり前の論理」が、固まりきらない。それがアメリカという国の特徴ですよね。

宮家)変わった国ですからね、あそこは。日本ともヨーロッパとも違う、変わった国です。

高嶋)だって、学校の先生が投稿していましたけど、教員試験で「銃が撃てなければダメ」みたいな。

宮家)違うでしょう、と。そのためにガードマンや警察がいて。それで警察がちゃんとやらなかったとか、いろいろな問題が出ていますから。やはり、「教師が~」という話ではないですよ。

高嶋)結局、トランプさんが何をやっても、現状はまったく変わらない、という結論ですね。

宮家)残念ですが……

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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