【糸井重里氏 書評】昭和の子どもたちの暮らしを、絵本で語り継ぐ

【糸井重里氏 書評】昭和の子どもたちの暮らしを、絵本で語り継ぐ


『おじいちゃんの小さかったとき』(福音館書店) 著者:塩野米松
1950年代から1960年代の子どもたちの暮らしを紹介した科学絵本『おじいちゃんの小さかったとき』。その刊行を記念して、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を主宰する糸井重里さんに、エッセイを寄せていただきました。「とるにたらない」はずの記憶の豊かさ、温かさを思い出させてくれるエッセイを、ぜひ『おじいちゃんの小さかったとき』、また同時刊行の作品『おばあちゃんの小さかったとき』ともあわせて、じっくりとお楽しみください。


◆大好きな「とるにたらない」がいっぱいだ。
糸井重里
「おじいちゃんの小さかったとき」のことを、おじいちゃんの年齢のぼくは、なつかしいなぁと思いながら、まずは読んだ。「そうそう」という共感と、「よくこんなことおぼえているものだなぁ」と感心する気持ちがあった。
そして、ふと思うことになる。ここに描かれている、いまぼくが思い出と呼んでいた「じじつ」の数々は、この本に描かれてなかったら、どこに行ってしまったことだろうか。
空き地にマンションが建って、空き地がなくなってしまうように、近所のちっちゃな川が地下に潜って水の流れが見えなくなってしまうように、あのころの道具や遊びや、いたずらやお説教は、もうとっくに消えていたんだなぁと、あらためて思う。この本で「あった」ことを思い出したせいで、無くなっていたことまで思い出すことになった。

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