希少史料を丹念に集め人と犬の関わりを探る



一つだけ、実例を挙げる。時代劇に登場する裕福な女性が、よく小型の動物を抱いている。あれは「狆(ちん)であって、犬ではない」。この言い回しに「え?」と疑問を抱いた愛犬家は、直ちにこの本を読まねばならない。

『犬の日本史』ではない。『愛犬の日本史』である。犬を愛してやまぬ2人の著者が、愛情いっぱいに筆を進める。まさに爽快な読み物である。

【書き手】
本郷 和人
1960(昭和35)年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。中世政治史、古文書学専攻。史料編纂所で『大日本史料』第五編の編纂を担当。著書に『天皇はなぜ生き残ったか』『戦国武将の明暗』など。

【初出メディア】
サンデー毎日 2020年10月11日増大号

【書誌情報】
愛犬の日本史: 柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか著者:桐野 作人,吉門 裕
出版社:平凡社
装丁:新書(302ページ)
発売日:2020-07-17
ISBN-10:458285950X
ISBN-13:978-4582859508
希少史料を丹念に集め人と犬の関わりを探る

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