年を重ねるほど、住む場所の選び方は人生の満足度に大きく影響します。「老後はどんな街で暮らしたいか?」は誰もが一度は考えるテーマ。
自然環境や利便性、医療や地域の雰囲気まで、理想の暮らし方を想像しながら、ついワクワクしてしまう人も多いのではないでしょうか。

All About ニュース編集部では、2025年10月22~23日の期間、全国20~70代の男女250人を対象に、「老後に住みたい」市に関するアンケートを実施しました。

その中から、「老後に住みたい」と思う石川県の市ランキングの結果をご紹介します。

■2位:輪島市/19票
能登半島の北部に位置する輪島市は、豊かな自然と伝統文化が息づく街です。特に有名な「輪島朝市」は千年以上前から続く歴史があり、新鮮な海産物や地元特産品が並び、活気あふれる市民生活を支えています。また、漆塗りの伝統工芸品である「輪島塗」の産地としても知られ、職人の技が光る逸品に触れることも可能。海に面しているため、日本海の美しい景色や新鮮な海の幸を楽しむことができます。

回答者からは「伝統工芸に触れる日常を過ごしてみたいからです」(50代男性/兵庫県)、「自然を感じながらゆっくり過ごせそう」(50代女性/神奈川県)、「海の近くに住めるし、この辺りなら朝市があったり、老人にとって良いコミュニティがありそう」(40代女性/兵庫県)といった声が集まりました。

■1位:金沢市/173票
北陸地方の政治・経済・文化の中心地である金沢市は、伝統と現代が融合した魅力的な街です。国の特別名勝である兼六園をはじめ、武家屋敷跡やひがし茶屋街など歴史的な景観が残り、散策するだけでも楽しめます。交通の利便性も高く、生活に必要な施設が充実しているため、老後の生活においても安心感があります。また、日本海の新鮮な海の幸や加賀野菜など、食文化も豊かで、充実した食生活を送れることも大きな魅力です。


回答者からは「文化・自然・生活環境が整い、医療も充実しているため」(20代女性/東京都)、「歴史と文化が漂う街並みが魅力的。美術館や茶屋街など老後の趣味を楽しむ場が豊富だと思う。医療機関も整っており落ち着いた生活を送れると思った」(30代男性/愛知県)、「食べ物が美味しいとこが沢山ありそうだから」(30代男性/岩手県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです


この記事の執筆者: 坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに加入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。
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