現在上場企業の1400社以上が導入している株主優待。新NISAなどをきっかけに増えた個人投資家に向け、魅力的な優待品をアピールする企業も増えています。


ここではAll Aboutが実施しているアンケートから、皆さんの「買ってよかった優待銘柄」をご紹介。おすすめの銘柄だけでなく、株主優待の魅力や失敗談といったリアルな声を銘柄選びの参考にしてください。

■回答者プロフィール

年齢性別:47歳男性
同居家族構成:本人、妻(34歳)
居住地:埼玉県
雇用形態:正社員
世帯年収:本人600万円、配偶者200万円
金融資産:現預金2500万円、リスク資産2000万円

■リスク資産内訳
・日本株:1500万円
・投信信託:500万円

■「おすすめ優待銘柄はフランスベッド」
投資歴は「27年」、日本株を中心にリスク資産を運用しているという40代の投稿者男性。

株主優待目的で最も買ってよかった銘柄は、フランスベッドホールディングス<7840>だそう。

「200株保有で優待として自社製品のカタログギフトがもらえ、配当利回りもよかった」ため購入を決め、投稿時点で5年以上保有していると言います。

「選べる製品がなかなか豪華。Amazonで2万円位で販売されている枕や椅子、職人が作ったという棚などいろいろ選べる。保有期間に応じ、貰える優待製品が高価なものになる」点でも買ってよかったとのこと。

「自分で購入するにはためらうような価格の枕が毎年1回貰えるので、使い古した枕は愛犬の寝床になっている。昨年はリビングで使用している高さ50センチ程度の椅子と介護用おしり拭きを数個選択し、愛犬のおしり拭きとして使用した」とあります。

■「株価が下がっても優待が貰えるならと割り切れる」
優待内容で重視している点は「日用品、商品券の場合は使い勝手の良さ。店舗が行動範囲にあるかどうか」とのこと。


それにくわえて、「万が一株価が買値より下がってしまっても、保有し続けて良いだけの配当利回りがあるか」を吟味して銘柄選びをしていると言います。

フランスベッド以外では、第一興商<7458>も気に入っていて、「200株保有で年間1万円分の自社利用券が貰える。カラオケが好きなので、自宅近くのビッグエコーへ行きストレス発散させてもらっている」そう。

またサイバーエージェント<4751>は「500株保有でABEMAプレミアムが1年間無料で観られる。わが家にはテレビアンテナを設置していないので重宝している」とあり、生活をより豊かにするために優待を利用している様子です。

株主優待の魅力について「値下がりしても優待が貰えるならと割り切れる。人気のある株主優待を実施している会社の株価は、ここ数年で以前より株価の下支え要因になっているように感じる」と投稿者。

いっぽうで、「ホテルの宿泊券など、実際に使わなかった優待もチラホラ……」とやりがちな失敗談も明かされていました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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