2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■50歳・年収700万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は奈良県に住む50歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、妻(42歳)、子ども(5歳)、義母(68歳)

▼金融資産世帯年収:本人700万円、妻500万円
預貯金:4500万円、リスク資産:1005万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:205万円
・日本株:800万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)/NISA:2024年から

2024年から積立投資を始めたという今回の投稿者。

NISAの成長投資枠を利用して、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)に「月10万円」、2年目からは「月20万円」を積み立ててきたとのこと。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績については、「元本200万円→評価額205万円」と、利益が出ている様子です。

運用益については、「1年目はプラスで推移していて、10%を超えるパフォーマンスを出したこともありました。しかし2年目は、円高傾向やトランプ関税の影響で、プラスマイナス5%を行き来する状況」と説明しています。

■50歳・年収700万円会社員男性男性の思う積立投資のメリットは?
「積立投資は、継続することが勝利のポイント。自分のスタイルに合っている」と投稿者。「新NISAの利用開始までは個別株のみを運用していたが、積立投資をもっと早くから始めていればと後悔」しているとのこと。


個別株については、以前から「長期保有を軸として、大暴落が来たタイミングで購入できるように情報収集」しながら運用していたそうですが、積立投資においても同様に「運用益がマイナスの時は、逆に投資チャンスと捉えているため、現在までやめたくなることはなかった」と言います。

積み立てた資産は当面の間「老後の資金として保有する予定」だそう。今のペースを続け「元本が1800万円になるまで積み立て」するつもりだと教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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