2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■39歳・年収600万円自営業男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は愛知県に住む39歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人のみ

▼金融資産年収:600万円
預貯金:約800万円、リスク資産:約1200万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:約600万円
・日本株:約400万円
・米国株:約200万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・SBI証券セレクトプランより全米株式に投資する商品/iDeCo:2018年から
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド:2021年から
など

2018年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

全米株式に投資する商品に「月2万3000円」の積み立てを開始。2021年からは、楽天・全世界株式インデックス・ファンドにも「月1万円」を追加したとのこと。

投稿のあった2025年5月時点では、全米株式に投資する商品が「元本190万円→評価額300万円」、楽天・全世界株式インデックス・ファンドでは「元本45万円→評価額80万円」と、いずれも順調な成果を挙げています。特に「全米株式は、2020年以降の上昇が大きく影響」していると説明されます。

「積立投資を始めたことで、毎月のキャッシュフローに対する意識が高まり、生活費を見直すようになりました。その結果、3年目には500万円、7年目(投稿時点)には預貯金含めて約2000万円の資産を築くことができ、投資の重要性を実感」していると語っています。

■39歳・年収600万円自営業男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
積立投資で「淡々と資産形成できる点が、精神的な安定にも」つながっていると投稿者。


一方で「2022年の米国株の大幅下落では、含み益が大きく減り、積み立てを中断しようか」と悩んだそうですが、結果的には「継続して正解」だったと振り返ります。

こうした経験を踏まえ、これから積立投資を始める人へも「値動きに動じず継続することが一番大事」とアドバイス。また、ご自身としては「投資額を無理のない金額に設定し、必ず長期で考えるように」意識していると言います。

最後に、新NISAの「成長投資枠では、米国株に投資する上場投資信託(ETF)と、日本の個別株に年間60万円分ほど投資」していると教えてくれました。

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※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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