2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■35歳・年収500万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は埼玉県に住む35歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、夫(42歳)

▼金融資産世帯年収:本人500万円、配偶者400万円
現預金:300万円、リスク資産:150万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:150万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2023年から

2023年からeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に「月3万円程」の積立投資を始めたという今回の投稿者。

月の投資額は必要に応じて調整しているそうで、投稿のあった2025年10月時点の運用実績については「元本110万円→評価額150万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子です。

「運用当初からほぼほぼプラスで推移している。2023年から2024年は上昇。(一時は下落したものの)最近も上がり率が続いたため+35%の運用益となった。まだ3年目だがすでに40万円増加しているので、余力があればもう少し投資に回したい」と説明されています。

■35歳・年収500万円会社員女性の思う積立投資のメリット
積立投資を始めてよかった点として、「先取り貯金のような形で投資できる。投資した分の金額は純粋に元本として積み重なり、さらに運用益も増えていてお金が貯まっている実感が感じられていてよい。
お金に対する意識がかわった」とコメント。

一方で、「毎日の数字の上がり下がりでつい一喜一憂してしまう」ため「10年、20年の長いスパンでどっしり構えて運用する心持ちが必要だと感じている」そう。「老後資金として(NISA非課税枠)ギリギリまで積み立てる予定」だが、もし「なにか突発的な理由があれば必要分だけ切り崩す」つもりだと言います。

これから積立投資を始める人へは、「すぐに引き出せる現預金も確保しつつ、余力のある投資からスタートするといいと思う」とアドバイスしておられました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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