歌手のクミコが10日に自身のアメブロを更新。“特別の存在”だと思っていた人物の訃報に心境を吐露した。

この日、クミコは「世界に誇れる日本人というと、今はまあ大谷さんが出てきそうだが」と切り出し「やはり、小澤征爾さんは特別の存在だった」と6日に心不全のため亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんについて言及。小澤さんについて「私は二度、見たことがある」と述べ「お会いしたのではなく、街角で『見た』ことがある」と補足した。

続けて「その一が都心の交差点」と明かし「なんだか得をした気持ちになった」と回想。「そのニが、地下鉄。当時いつも乗っていた、自宅近くの地下鉄ホームに立つと、機嫌の良い会話が聞こえ」「そちらを見ると、なんとそこに小澤征爾がいた」と振り返り「世界の小澤征爾がなんでここに。あまりのことに呆然。

おそらく、周りの人もそうなんだろう」と当時の心境をつづった。

また「小澤さんはなんてことなく、白いシャツの上下で、連れの女性と話している」「教え子かなにかだろう若い女性と、小澤さんは熱い喋り方のまま、やってきた電車に乗り込んだ」と当時の小澤さんの様子を明かし「小澤さんにとって世界はいつも『そこ』なんだなあと思った」とコメント。「世界は広いけど、どこでも世界」「小澤さんは、きっとこうしてなんの仕切りもないまま生きてこられたのだろう」と推測した。

最後に「自由も愛も、仕切りなんかないよ、世界に仕切りなんかないよ。そんなのあったりまえだよ。ニンゲンのことだもの」と述べつつ「また一人、ニンゲンを愛した自由人の音楽家がいなくなってしまった」とコメント。

「とびきりチャーミングな小澤征爾さんに、合掌」と追悼し「なんだかさみしいなあ」と心境を吐露した。